
『同期の桜』お出で頂いた皆様ありがとうございました。出演者がまだ会場に慣れていないと言うか何となく新鮮な気持ちでの高座でした。如何でしたでしょうか?
神保町近辺にも銭湯がありまして、丁度専修大の交差点そば、さくら水産の脇の路地を入った所に梅の湯があります。マンションの1階にあり中は小ぢんまりとはしていますが清潔感がありまたコンパクトに纏まった都心型のお風呂でした。やはりマラソンの方の利用が多い様ですね。あー、サッパリした。

程好くお腹も空いたので大事の前の腹ごしらえと行きますか。

神保町の名店、天麩羅『いもや』。今日はちゃっちゃと行きたいので天丼のいもやへ。普段は天麩羅定食の方が主です。どうでもいい情報ですが。
簡単にはいもやの魅力が伝わり難いので今日は私の持つ最大限の文章力でいかにいもやが素晴らしいかを世界に向けて訴えて参りたいと思います。ゴホン。
まずお見せの佇まいですね。白地に天丼とだけ染められた暖簾。脇に遠慮深く屋号が添えられております。奥ゆかしいじゃあございませんか。日本人が忘れ掛けている謙虚さをいもやは暖簾で教えてくれています。お店に近寄るに従い濃くなってゆく胡麻油の香ばしい香り。遠くからでも食欲をそそります。暖簾を潜ると目の前には角も丸くなるほど良く磨き込まれた白木のカウンターのみ約15席程L字に設えておりましてその内側にある大きな天麩羅鍋が休む事無く天麩羅を揚げ続けております。完全なオープンキッチン。仕事に誤魔化しは許されません。職人さんはこざっぱりとした白衣に身を包み黙々と仕事に打ち込みます。余計なお喋りも無く、まして安っぽい和風の有線BGMなんかはありません。聞こえるのは最適な温度から奏でる天麩羅油の優しく弾ける音と片付けられる食器が微かにぶつかる音位です。どこと無くお茶の世界にも通じる様な奥深さが此処にはあります。
メニュ-は天丼とエビ天丼とおしんこのみ。到って明朗。ですからお客さんの目的もはっきり決まります。あれこれ迷う必要もございません。炊き上がったごはんは一度木のお櫃に移され丼によそられるのを待ちます。このひと手間が家でのごはんと違いお米に輝きを持たせるのです。美味しいものをより美味しく!心憎い気配りでございます。ネタはエビ、キス、イカ、のりの四品。海鮮で固めるあたりは江戸前の天麩羅を意識したものでしょうか?手際良く次から次へと衣を付けられ鍋に放り込まれて行く天種、自由に胡麻油の中を泳いでから職人さんの目でもう良かろうと思しき頃箸で挟み上げられると一度シャッと鍋の上で油切りをされた後そのまま丼の上を飾って行きます。そして秘伝のタレをひと廻し。完璧です。エビはサックリ系というよりしっとり系の衣をまとい、中身は肉厚のエビがぷりっという歯応えと共に広がる仄かなエビの甘み、そして舌を驚かすばかりのその熱は揚げ立てならでわの贅沢と言って良いでしょう。それより何より私がここで一番推したいのはイカなのであります。スーパーに並ぶ既に揚げられて時間の経った冷凍イカしか知らない方は是非一度体験して頂きたい。人生におけるイカの天麩羅観がガラリと音を立てて変わるはずです。何故なら驚く事に目の前で揚げられたイカの天麩羅は中身と衣が仲良くくっついたまま離れないのです、そして肉厚のイカほど前歯を立てて噛んだ時この歯に伝わる熱感。此処が醍醐味ではないでしょうか?齧り付くと衣の中からイカだけがスーーッと出てきてしまうイカの天麩羅など天麩羅界から追放してやりたくなりますよ、本当に。いずれにしろこの部分ばかりはどのような文章を書き立てた所で一度の体験には敵わないので一度食べて頂いた方が早いかと思います。
それから今一つ。カウンターに待機している名脇役をここでご紹介。小さい沢庵と紅しょうが、これらはお好みで好きなだけ使わせてもらえます。天丼自体が全体的に歯応えの無い食材ですのでごはんの端に添える沢庵のポリポリという食感は良いアクセントに。また、油がちょっと重いなと思った時に紅しょうがを口に運べばさわやかな酸味としょうがの風味がその重さを和らげ更に美味しく天丼を楽しませてくれます。仕上げに赤出汁のしじみのお椀と熱い緑茶でご馳走様!これだけ尽くして頂いてたったの550円ですよあなた!550円。
これ以上何を求めるものがありましょうか?天丼バンザイ!いもやバンザイ!
以上、トキマツいもやを語る。でございました。長らくのご静聴誠にありがとうございました。

ご機嫌にらくごカフェ入り。

勝負は此処から。ろべえ兄さんも髪をカッチリ決めてきてました。

設営風景。毎度の事ですが皆様に支えられて落語会は運営されております。多謝!

出番前は自分のコンディションを常に上機嫌に持ってくるように色んな事をしますが直前はどうしてもナーバスになります。ウーン、上手く行くかしら?の図。
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