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2010年1月

恒例の新年会

新年会

高崎です。

昨年同様群馬郡医師会様の新年会にお招き頂きました。
今年は助っ人に馬るこさんをお願いしました。二人で一席ずつ。

高崎ですが会場は前橋です。
昨年は終演から電車までの時間が少なくて慌てた覚えがあったので今年はゆったりとするべく宿を取る事にしました。荷物を宿へ置いて、お迎えの時間に合わせてロビーへ行ってみると・・・

新年会

いつのまにか着替えてこの格好で待っていました。

エライ!

掴みはOKです。

ホテルの会場にはお医者さんを始め関係者の方々、製薬会社の方など約100人強いらっしゃったでしょうか?まだまだ落語未経験者の方も多い様で親切丁寧分かり易くを心掛けてお喋りさせて頂きました。お楽しみ頂けた様でホッと一安心でございます。

新年会

会場で出たばかりのDVDを販売させて頂きました。お買い上げ下さいました皆様本当にありがとうございました。

DVD越しの馬るこさん。
すっかり中小企業の社長顔になっております。

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2月の予定

2/7(日) つばなれ特選会
開場17:30 開演18:00
前売り、予約1500円 当日2000円
四谷・荒木町「三舟」
 東京都新宿区荒木町9 丸美ビル1F
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」から徒歩5分
4番出口より新宿通りを四谷方面へ真っ直ぐ、みずほ銀行の角を左折し車力門通りを道なりに、途中小さなお社を曲がった辺りにあります。

林家ぼたん 三遊亭時松 田辺銀冶

問い合わせ 美舟 03-3357-8177 
*終演後出演者を交えた打ち上げがあります。ご参加頂ける方は別途2000円申し受けます。
ぼたん姉さんと前座時代の楽屋話等を肴に美味しいお酒がお楽しみ頂けます。・・・きっと。
少し遅い新年会に如何ですか?皆様のご来場お待ち致しております。

時松もチケットを10枚預かっておりますのでお入用の方はメールフォームよりお名前、枚数、連絡先を明記の上ご連絡下さい。ブログよりお申込みの方のみ新年のご挨拶に私の手拭いを差し上げます。

2/28(日) トキマツチャージ
開場17:30 開演18:00
予約¥1800 当日¥2000
会場、予約と問い合わせ らくごカフェ
東京都千代田区神田神保町2‐3 神田古書センター5階
都営三田線・都営新宿線・半蔵門線神保町駅A6出口より徒歩1分、岩波ブックセンターの並び、有名カレー店『ボンディ』が入っているビルの5階です。
rakugocafe@hotmail.co.jp
電話03-6268-9818
(平日11時~18時)

三遊亭時松「茶の湯」「小言幸兵衛」
林家たこ平、三遊亭歌太郎

トキマツチャージはネタの数を増やす為に2席の内1つネタ下ろし、1つを前回のリクエストの中から口演しながら助演の皆様にプレッシャーを掛けて頂き諸先輩の背中を追い掛けつつ時松の成長を促す落語会です。

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南国土佐

南国土佐

何気に四国には初めて足を踏み入れます。

朝の羽田空港。出発が8:30位の飛行機に乗るのでそりゃあ旅の仕度も大変。

南国土佐

地方の空港へ行く飛行機の搭乗口はことごとく端っこに割り当てられるようで、これ空港にギリギリに着いても乗り口に行くまでに飛行機飛んじゃいそうです。兎に角歩きました。

南国土佐

でも飛んじゃえばあっという間の一時間チョイ。何かこの、毎度ですが旅の情緒というか趣がですねぇ希薄といいますか、遠くに来た実感が湧かないのでありますよ。

二日酔いの小林稔侍さんではありません。
ご存知今年話題の龍馬さんでございます。

南国土佐

急に脅かしちゃいけないって事ですか?

南国土佐

お昼を頂いたホテルの窓から見る太平洋。上の階にいくともっと大きく見えるのだそうです。

南国土佐

今回は大師匠と一門の兄弟子金兵衛兄さんとお囃子のおまさお師匠さんとの四人で大変にバラエティーに富んだステージをご披露致しました。
恐らく地元の中学生と近隣にお住まいの皆様、ざっと見て300人ほどいらっしゃったでしょうか?
中々生の落語に接する機会も少ないでしょうから、少しでも興味を持って頂ければ嬉しく思います。

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DVD発売記念落語会

DVD発売記念落語会

ついに先行発売という事で、完成したDVDと三人の手拭いがそれぞれついておまけに一席ずつ落語もやるという会が収録したのと同じ会場『らくごカフェ』で先日行われました。果たして世間にこの挑戦的なイベントにご賛同下さる方が何人いるものかと心配をしておりましたが蓋を開けてみるとなんと予約のお客様だけで満員という、門出にはまことに目出度い幕開きになりました。

我々三人も二つ目で、しかも自費出版という前例の無いイベントだったもので期待やら心配の三ヶ月でしたが、いざ出来てみるとやはり嬉しいですね。未熟な部分青い部分も飲み込んで一つ成長の通過点の記録として形が残せた事は大変意義のあることだと思っております。お付き合い頂いたお客様、誠にありがとうございました。

DVD発売記念落語会

こちら、同期でありながら名プロデューサーの鈴々舎馬るこさんと、前座の頃から何くれと無く私の面倒を見て下さっている林家たけ平兄さん。このお二方なくして今回のプロジェクトは成し得ません。ありがとうございました。

特典のインタビューも必見ですよ。一人のコメントに脇から他の二人がツッコミ捲くります。是非ご覧下さい。

アマゾンなどでは来月末位からそのDVD『落語いいとこ撮り』が通販にてご購入できるそうです。
宜しくお願い致します。

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夜中のラーメンは身体に悪い

夜中のラーメンは身体に悪い

夜中にラーメン食べたくなる事ありません?意識してないですけど妙な魅力がありますね、ラーメン。

東京という街はありがたいのかそうでないのか夜を徹してどこかで食べ物屋さんが開いている所です。なので探せばある程度の欲望は満たす事が出来ます。

夜中のラーメンは身体に悪い

でもまぁ私が住んでいるような小さい町は中々ねぇ、そう上手くは行きませんよ。

夜中のラーメンは身体に悪い

ならやってる所まで行けば良いじゃない!駅のシャッターも開いた事だし。乗っちゃえ!電車。

夜中のラーメンは身体に悪い

でもね、朝早いとついつい目的忘れて寝ちゃうのよね。・・・zzz。。。

夜中のラーメンは身体に悪い

気が付けば夜が白んでるし!何処?

どうするか着いた駅で考えましょうかね。

夜中のラーメンは身体に悪い

ああ・・・。

良いんだけど、餃子の街だからなぁ。

やっぱラーメン食べたい☆

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メタボ街道・1

もう少し乗ってみましょうか?

メタボ街道・1

陽も大分昇ってきましたよー

メタボ街道・1

心なしか空気も切るような冷たさを覚えます。

メタボ街道・1

赤べこカワイイ。

メタボ街道・1

電車も随分と寒い所を走って来たようで、連結の部分がガッチガチに凍り付いてます。おーーサブ・・・。

メタボ街道・1

そんな中アイス最中なぞ頬張ってみる。

物好きですなぁ。目が飛んでるよ、オイオイ。

メタボ街道・1

最初はこんな感じだった車窓も何時しか

メタボ街道・1

こんな感じに。一面の銀世界。いい加減お腹空きました。

早くラーメン食べたい!

で、訪れた街は・・・

メタボ街道・1

何と福島県喜多方市!

喜多方ラーメン行きますよー。
・・・って言うか長ッ!

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メタボ街道・2

メタボ街道・2

気が付けば正午近く。お昼ご飯になってしまいました。

喜多方のラーメンは有名ですが、数々のお店は意外と駅から離れていてしかもまばらに散っています。歩いて10分は覚悟した方がいいです。

駅前は奇麗に雪掻きされております。

メタボ街道・2

氷柱(つらら)凄っ!

メタボ街道・2

歴史のある街ですなぁ。お店の佇まいも貫禄が。
そんな中、街を散策していると・・・。

メタボ街道・2

発見!

メタボ街道・2

いろんな所でお仕事をしていらっしゃいます。

で、このお店に入るのかというと・・・あえてスルー。

師匠、申し訳ございません。

メタボ街道・2

発見!其の二。こちらはフランチャイズ展開しております有名店の元祖。

頭の中にあのメロディーが流れ続けます

♪ハヌフェフフフンばーーーんなぁーーーい、ハフヘハヘフフとろーーーちーー

・・・よく歌詞が聞き取れてなかったのであくまでも私のイメージの中のハミングですけど分かる人には分かって欲しい。

じゃあ元祖の味を確かめるかと言うと、それも何だかなぁ。
だって東京で食べられる支店の味と同じだったら途方に暮れるでしょ?こんなに遠くまで来てそんながっかりな思いでは作りたくないのであります。でもラーメン屋さんは其処此処に点在しているし、じゃあ一体何処に入ればいいのさ?とふとお隣に目をやるとそこには

メタボ街道・2

『松』、縁のある名前じゃあございませんか。個々はひとつ其の縁を信じてエイヤーっと威勢良く暖簾を跳ね上げてみる

メタボ街道・2

お品書きはたったの四品。それもラーメンとチャーシュー麺の普通と大盛りと。まぁなんて分かり易いんでしょう!折角なので自慢らしいチャーシュー麺を普通盛りで。

あっさりしていて大変に食べ易ぅございました。
そうなんですよね、最近の外食は味が濃過ぎる感じがありますよ。日本人の舌は旨味を感じる細胞が外国の人より多いんですから、無駄に塩っ辛くとか脂っこくとかしないでも良いんですよ。ハンバーガーとか豚骨ラーメンじゃないと味が分からないのは大分ジャンクに侵されてますよ。出汁がちゃんと取れていればおすましでも日本人は美味しいと感じられるんですから。

そんな意味で久し振りに美味しいと感じているのに押し付けがましく舌に余韻の残らない、すーーっと味の消えていくようなシンプルなスープと、それによく絡む平打ちの縮れ麺、それからくどくならない程度のチャーシューのバランスが絶妙な大変結構なラーメンでございました。

蛇足ですが、やはり雪国の女の人って色が白いんですねぇ。あれならあばらの三枚目に今朝飲んだおつけの若布が引っ掛かってても分かりそうな・・・。ま、どうでもいい事ですけど。

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磐越西線を行く

磐越西線を行く

折角なので雪の積もる街を散策、と入れようとしたら『さん作』と変換した私のパソコン。さっきは正午で『章五』と変換。だいぶ落語仕様になっております。

街中で煙突を発見。近寄って見ると一つ屋根の下に米屋と銭湯が。面白い造りですねぇ。しかも女湯の入り口が米屋の左側の駐車場に面していて、言わば女湯と男湯で米屋を挟んでいると言う摩訶不思議な建物なのであります。現在でもやっているかどうかは分かりませんでしたが、暖簾が掛かった日にはぜひ中を確かめたいものです。

磐越西線を行く

この助産所っていう響きがいいです。

磐越西線を行く

喜多方はラーメンの街でもありますが蔵の街でもあります。何しろ江戸時代は街道に発達した商都でしたから。発酵食品の生産が盛んだったのでしょうか?酒蔵やら味噌蔵が今でもチラホラと活動を続けています。

その中の一軒。こちらは熟成過程でお酒にモーツアルトを聞かせていると言う一風変わった作り方をしています。そうするとウソだかホントだか味が良くなるそうです。ゆとりが出来たら試しに噺も聞かせて見たいものです。味が落ちたりして。洒落って言うくらいですから。

磐越西線を行く

来たに連なる山並み。寒い地域は寒い時に一番いい顔を見せるように思います。透き通るような空気が好きです。

たまたまこの日が市の日で随分賑やかに屋台も出ていました。

磐越西線を行く

初めは会津若松に戻って只見線で豪雪風景を見に行こうと思ったのですがなんとその豪雪の為に一部区間で運転見合わせの案内。あんな山の中で足止めを食らったら二進も三進も行かなくなる、ということで予定変更、一路直進して新潟を目指します。

やっぱりこの形のディーゼルカー、良いですねぇ。重厚長大的で。最近の車輌は「タタンタタン」と走りがどれも軽い感じで、そこにくるとこの時代に出来た車輌は「ゴゴゴゴゴ、ガラガラガラガラーガッタンガタンガタン」と立ち上がりも遅いですが力技で重々しく走る辺りが溜まりません。

噂に違わず日本海沿岸は大雪で、天気は良いのですが積もった雪の影響で所々徐行運転で、車窓の景色ものんびりと流れます。たまに駅でもないのに停まったりして。

磐越西線を行く

そんな時ふと目を外にやると小動物の物と思しき足跡が。自然が豊かー。

磐越西線を行く

やや遅れ気味ですが新潟に到着。宿に荷物を置いて夕食に行きましょう。

磐越西線を行く

新潟のお蕎麦はへぎそばと言ってつなぎに海草を使っているお蕎麦を板の上に奇麗に盛って持ってきます。歯触りもよく腰もあってツルツルっと真っ直ぐ口の中に飛び込んでくる感じがします。席について周りを見回すとサイン色紙だらけ。いろんな人が訪れているんですねぇ。

・・・ハッ!

磐越西線を行く

ここにも!・・・先程は失礼致しました。

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のるか?そるか!

のるか?そるか!

新潟の朝は寒い。当たり前か。街の温度計も丁度0℃。氷が張り始める温度ですよ。おーー、サブイサブイ。

今日は新潟から長岡を通って上越線、谷川岳の下を潜り高崎に出て真っ直ぐ上野に戻ろうと言うプランです。上越国境は、川端康成の小説にもありますがトンネルが非っ常ーーーーーーに長いです。不安になるほど。で、上り線に限ってループがあります。ここいら辺の景色をまだ見た事がなかったので、ぜひこの寒い季節に見ておきたい。そう思いました。

のるか?そるか!

新潟駅に着く電車の屋根には何処かから積んできた雪がこんもり。

のるか?そるか!

居住性のいい特急車輌も結構ですが、私はやっぱりこういう形が一番落ち着きますですよ。

のるか?そるか!

この大雪原が春を迎える頃一大稲作地帯に変わるのですから。自然の恵みはありがたい。

無事長岡に着きまして、トイレを借りようと一旦改札口近くまでやってくると。

???

のるか?そるか!

大雪の影響で?

のるか?そるか!

!!!!!!!!!!!!!

な、何ですとーーーーーーーー!!

どうするトキマツ? どうなる上越線?

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真冬のダイヤ

雪を見に行く積りがことごとくその雪に阻まれるとは何という皮肉な運命か。トキマツは己の星の悪さを恨むより他になす術を知らなかった。
上越線を使えば遅くても日の暮れ方には関東側へ行けるかもしれない。しかし万が一復旧が叶わない場合一番嫌いな新幹線に乗せられる可能性が出てくる、しかも実費で。それは何としても避けねばならない。なぜならトキマツの背中には全国1500万人の18きっぷ愛用者の期待が掛かっているのだ(2009年度国民統計調査より)。
駅員に詰め寄る上越線愛用者達。色々と情報を聞き出そうとするが的を得た答えは引き出せない。それを遠巻きに眺めながらトキマツは次の行動を考えた。残された時間は少ない、そして何が何でも今日中に東京へ戻らねばならない思いを強く持っていた。明日帰るようなことになれば・・・末広亭の出番に間に合わない、からだ。

もう一つの手は、急がば回れと言うがそのまま信越線に乗り続け、長岡から直江津、長野、松本、甲府、高尾、新宿と気の狂いそうな距離を乗り継いで東京へ舞い戻るルートだ。

乗るか、待つか。

幸運にも既に着いている筈の直江津行きも雪で到着が遅れている。そんな時改札に案内の放送が流れ、佇む者達の間に緊張が走った。
「上越線バスの代行運転を致します」
電車も走れないのにこの積雪の中バスが走れるのか?もし走れるならありがたい。せめて越後湯沢まで行ってくれたなら悔し涙にくれながら隣駅の上毛高原まで新幹線に乗っても良いか・・・谷川岳の向こう側に出られればそれで良いのだから。そう思い始めた矢先
「行く先は浦佐です」

馬鹿な!明らかに新幹線に乗せる気が丸見えではないか!行けばまた足止め、引き返せば間に合わない、しかし新幹線は通常通り200kmを越える速さで快走し
浦佐はその新幹線がちゃんと停まるのである。私の考えが甘かった。JR東日本とは恐ろしい会社である。

こけつまろびつ

答えは出た。

JRの商魂逞しい手に乗ってなるものか!こうなったら意地でも東京に各駅で帰ってやるのだ。それが全国2000万人の18きっぷファン(2010年度国民統計調査より)へのトキマツからの熱いメッセージに他ならない。時刻表という心強い相棒もいる。先日はネットの到着時刻検索を信用したばかりに大変な目に合ってしまった。ここには書けないが。やはり信じるのは自分自身しか居ないのだ。時刻表を開き、接続を確かめながらあっという間にこれからの流れをメモする。
よし、日付の変わる前には東京に帰れる。そう確認できると希望が湧いてきた。

こけつまろびつ

越後平野は綿が覆い被さるように一面がフカフカした雪の原。そこに高く昇った太陽が眩い光を降り注ぐ。車窓を眺めているだけなのに顔だけ雪焼けしそうである。なるほど天気予報で今年は雪が多いとは聞いていたが海岸に近い場所でも相当な量である。窓に映る家々も雪下ろしに苦労している様だった。

こけつまろびつ

途中柏崎に到着すると様子がおかしい。先程長岡で先行してった特急北越号が向こうのホームに停まっているではないか。各駅は特急に追い抜かれる事はあっても追いつく事は無いのだ。

「この先雪害による除雪作業を行っております、そのため暫く停車します」

またしてもトキマツの行く手を阻む豪雪。何度計画を変更すれば良いのだ?事が思い通りに運ばないもどかしさと何度計画しても無駄に帰す苛立たしさを覚えながらもどうしようも無い無力感が身体中を満たしてゆくのを覚えるトキマツであった。

今更戻ることは出来ない。

いつ出るかも分からない電車に乗っていても仕方が無いのでこの待ち時間に一度表へ出て外の空気を吸おう。幸運にも駅にはコンビニが併設してあり時間も正午を指そうと言う頃、この不毛な時間を紛らわす為に人目を気にしながら水を買った。
新潟名物のお米の水を。

こけつまろびつ

そそくさと自分の席へ戻るとさっき出て行った時と様子が違う。というか人気が無いのだ。広い車内トキマツと知らないジモティーのおじさんの二人きりになってしまった。何となくぎこちない空気が漂う。

趣味は何ですか?

とか聞いた方が良いかしら?こっちから会話を切り出してもしお喋りなおじさんだったらどうしよう?そんなに興味ないのに会話止められないよ、等とあらぬ心配をしている所へ若い車掌がやってきて一言、「北越号が先に出ますのでそちらにお乗り下さい」とトキマツに告げた。
そんな馬鹿な?そんな筈が無い。
わが耳を疑った。なにしろ先程まであれ程新幹線に乗せたがっていたのにそんなに急に優しくされると困っちゃう。いや、そうでは無い。これも何かの罠なのだ。乗ったは良いが、

お客さん特急券ありませんね?ちゃんとお金払って乗って下さいよ、ケケケケケケ。だってさっきはお乗り下さいって言うから乗ったのに!話が違うじゃあありませんか?お客さんね、これが歌舞伎町の掟なんだよ。いいから払えよ、オラ!

、か何か言うつもりに違いない。ここは一つ確かめねば。
「乗車券だけで乗れるんですか?」
「はい。既に1時間半以上遅れておりますので今日だけ特例です」
「18きっぷですけど良いんですか?」
「大丈夫・・・だと思います。先程も18きっぷのお客様ご案内しましたので」

乗ろう!特急に乗ろう!あれ程各駅で帰ると固く心に誓ったにも拘らずそのままで乗れると分かった途端に掌を返すトキマツ。決して節操が無いのではない。人の好意は素直に受けなさいという尊い両親の教えを素直に守り続けているだけなのだ。罪は無い。 

こけつまろびつ

一つ条件が付けられた。特例は直江津までと。
丁度良い。どうせ直江津で乗り換える積りでいたのだから。つかの間のセレブリティー気分を味わうトキマツ。シュッとしたコスチュームに身を包みぷりぷりっと歩きながらお姉さんが品物を売りにやってくる。買わない手は無い。何しろ今までは僅かな待ち時間を衝いてホームの売店や表へダッシュしていたのだ。車内に荷物を置いて。事を間違えれば丸腰の身体と大切な品々と思い出の詰まった鞄が泣き別れになるリスクを常に背負いパンを買っていた。実に馬鹿げている。しかし今は違う。笑顔を振りまきながらお姉さんの方から売りにやってくる。恥も外聞もあるものか、この幸福感を甘受するんだい!

「すみません、吉乃川下さい。それとシャケとば」

あゝ、堕落してゆく。
そうか、だから18きっぷファンは特急に乗らないのだ。なぜなら18きっぷは修行だから。でなければ一日中お尻を痛い思いをして各駅だけで全国を移動するわけが無い。そこにお姉さんがお酒を売りに来たら際限なく飲んでしまうよ。
良かった。この真実が分かっただけでも良かった。
だからもう一杯だけ飲もう。全国3000万人の18きっぷファンを裏切る事になるかもしれないが、束の間の特急の座り心地を身体に刻み込み、そして存分にこの濃密な時間を楽しむ為に。

こけつまろびつ

夢の覚めるのは早い。直江津に着くと向こう側に懐かしい車輌が停まっていた。その昔の常磐線を往来していた車だ。これから富山に向かうらしい。まだ現役で走っているのだ。昭和の骨太さを感じずにはいられない。

こけつまろびつ

その向こうのホームには見慣れたカラーの電車が私を待っていた。御免。ちょっとだけ浮気しそうになったよ。でももう大丈夫。目が覚めたから。

こけつまろびつ

何となく余韻で普段買わない駅弁に手を伸ばす。列車旅の良さは目で耳で舌で旅を楽しむ事なのだろう。今まで舌を疎かにしていたような気がする。直江津は鱈が名産なのか・・・地理の勉強にも役立つではないか。中学生よ、鱈を食え。そして直江津を思い出せ。

こけつまろびつ

甘く煮しめられた鱈の身と炙りタラコ、そして鱈の親子酢漬けにわさび漬け。
まさにこれを肴に酒を飲めと言わんばかりである。

「お姉さん、吉乃川・・・」
あゝそうか、もうお姉さんは乗っていないんだな。
トキマツの頬を一筋の涙が伝った。

《終》

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怒涛の甲信越回り旅

怒涛の甲信越回り旅

ハイ、建設中の北陸新幹線。ここが開通すると今回の様な旅も出来なくなります。新幹線は早いだけで味気ないからねぇ。旅の情緒ってものがありませんよ情緒ってものが。

怒涛の甲信越回り旅

ホーム上場合によっては窓よりも積雪がある箇所が。でも乗り降りする所はちゃんと雪掻きがしてありますからご安心を。

怒涛の甲信越回り旅

この雪の量!

怒涛の甲信越回り旅

スイッチバック!
こういった施設もそろそろ見納めか?
鉄道史における立派な技術だと思うのですが。

ここからは距離は長いですがサクサクッと
ハイ、長野到着、乗り換え。


怒涛の甲信越回り旅

ハイ、小淵沢で降りて乗り換え。

怒涛の甲信越回り旅

ハイ、大月到着、乗り換え。

怒涛の甲信越回り旅

今回の旅も大変でしたなぁ。

怒涛の甲信越回り旅

駅前に在るんだからわざわざ行く事も無いんですけど。

まぁいいか。

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折り返し地点

折り返し地点

ようやく44箇所回りました。足掛け3年。ペースが遅いのは同じお湯に何度も行ったり、お風呂の仕度をしていながら諸事情で銭湯に寄る事が出来なかったり、お湯自体がお休みだったりと、まぁ色々とありまして、最近は意識していろんな所を回るようにしています。

折り返し地点

記念すべき44箇所目はこちら、銀座線稲荷町から徒歩3分。『日の出湯』古代檜を使った浴槽がありまして、大変結構でございました。

寄席の初席も無事千秋楽を迎える事が出来まして、いよいよ2010年本格始動と言ったところです。

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思い出の一日

思い出の一日

三軒茶屋のパブリックシアターでも三遊亭金馬傘寿記念一門会が行われました。お出で頂いた皆様ありがとうございます。落語の出番はありませんでしたが裏方でせっせと働き(働いたような気になり)口上では末席に置いて頂き生意気にも大師匠の口上を述べさせて頂きました。同じ板の上に一門が姿を現すのはとても稀な事、まして芸の上で三代に渡って並ぶ訳ですから非常に感慨深いものがありました。

思い出の一日

大喜利に踊りをご披露。金八師匠と入念な打ち合わせをした喧嘩かっぽれ。私も舞台では初めてだったのですがお陰様で何とか形になりました。金八師匠ありがとうございました。

大変和やかで暖かな良い会だったと思います。

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町内新年会

町内新年会

わが町内会の新年会で一席。顔見知りの方ばかりで大変安心をしてお喋りをさせて頂きました。私の幼少の頃からご存知の方も多く、わが子を慈しむ様な目線を刺さるほど感じました。歓談の時間に各テーブルを回っても、「あなたのお婆さんと××・・・」とか「昔お母さんと○○・・・」とか「あなたのおじさんと同級生」とか距離感近すぎです!・・・町内会ですからね。

町内新年会

今回助っ人に来てくれた春風亭朝呂久さん。

彼のサービス精神には本当に頭が下がります。
朝呂久さん、ありがとう!

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細工は隆々

細工は隆々

明日は三軒茶屋のパブリックシアターで一門会。私は高座は有りませんが、一門の先輩金八師匠と組んで踊りをご披露致します。

他にも金兵衛兄さん、同じく金八師匠の普段寄席では見せない余興と一門が黒紋付で勢揃いの大師匠金馬の傘寿を祝う口上などバラエティーの富んだ内容となっております。是非是非遊びにお越し下さい。

で、その段取りと言うか手を合わせる稽古。私は住吉踊り、師匠は高座舞に属しているので踊りの手が違うのです。それでも落語家持ち前の応用力で見事に併せることが出来ました。スンゴイネェー!

細工は隆々

落語協会はいまだお正月モードですが、

細工は隆々

世間はあっという間に通常に戻ってしまいました。

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新春菊六まつり

飲んでいる席にお声が掛かると言うのは嬉しいものです。個々ばらばらな商売にあって仲間から認識されているんだと確認できるひとつの場であるからです。

新春菊六まつり

落語家はお酒に対して常にスクランブル状態です。

「あのね、今飲んでるからおいでよ」

僕らの答えはYES or YES!所用の後11時頃合流すると既にこの状態。聞けば夕方から飲んでいると言うじゃあありませんか。至極当然の姿。

『酒と泪と男と女』
作詞作曲 河島英五

新春菊六まつり

「飲んでぇ~」

新春菊六まつり

「飲んでぇ~」

新春菊六まつり

「飲まれてぇ~」

新春菊六まつり

「飲んでぇ」

新春菊六まつり

「飲んでぇ~

新春菊六まつり

「酔い潰れて眠るまでぇ~」

新春菊六まつり

「飲んでぇー」

新春菊六まつり

「やーーがてぇーー漢(おとこ)わぁーーーー」

新春菊六まつり

「静かにぃ」

新春菊六まつり

「眠るのぉーでしょうおーーー」

全国の菊六ファンの皆様、イメージを壊してしまって本当にごめんなさい。
深くお詫び申し上げます。

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1月の予定

寄席の出番
正月二の席 
末広亭昼の部 11:50上り
三遊亭きん歌・三遊亭時松交互
時松出番 13、14、16、19、20
開場11:30 開演11:50 終演予定16:30
トリ・円歌/馬風、扇橋、文楽、木久扇、さん喬、雲助、花緑、小円歌、他
大人3000円 シニア2700円 学生2500円
問い合わせ 末広亭 03-3351-2974

正月二の席 
鈴本演芸場夜の部 17:30上がり 
金兵衛、金翔、時松交互
時松出番 13、14、16
開場17:00 開演17:15 終演予定20:30
全席当日売り自由席
一般/2800円 シニア・学生/2400円 小人/1500円
トリ・金馬/小金馬、志ん輔、扇遊、金時、三三、花島世津子、ゆめじうたじ他
問い合わせ 鈴本演芸場 03-3834-5906

1/9(土)『爆笑寄席●てやん亭2010新春スペシャル』
三遊亭金馬一門(金馬 小金馬 金時 金八 金也  
金兵衛 金翔 時松)他
一門の総力を結集した落語&余芸の賑やかな会です。
世田谷パブリックシアター全席指定 
一般¥2500 
TSSS¥1250 
世田谷区民割引 ¥2300
【問】劇場チケットセンター 03-5432-1515
※未就学児童はご入場いただけません。
※時松の高座はありません。一門総出の踊りに出演致します。
開演後は本来のお席にお着きになれない場合がございます。ご了承ください。

1/21(木) 落語いいとこ撮りDVD発売記念落語会 
神保町らくごカフェ 19:00開場 19:30開演 ¥3000
林家たけ平、鈴々舎馬るこ、三遊亭時松各一席
お土産にDVDと三人の手拭いが付きます。

1/31(日) KintoKids vol12
13:30開場 14:00開演 神保町らくごカフェ 
¥2000 金翔・時松、各二席
1/21共に予約問い合わせ らくごカフェ 

rakugocafe@hotmail.co.jp 
電話03-6268-9818 (平日11時~18時)
(カフェは1/12まで休業してますのでお急ぎの方はこのブログのメールフォームからでもご予約承ります。宜しくお願い致します)
※KintoKidsは場所と時間が変わります。ご注意下さい。 

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一年の門出

こうして見ると新宿も結構素敵に映ります。空のお陰。

一年の門出

夜は大師匠に付いて車の運転で寄席の掛け持ち。今日が一年の大初日。メデタイメデタイ☆

最後は浅草の大トリ。お正月は中日まで朝9時から夜9時まで12時間ぶっ続けで居られるんですから大変なものですよ!その気になれば¥3000で12時間!出てくる人数は恐らく軽く100を越えますよ。実際いますかねぇ?ずっと見続けた方。まだお会いした事ありませんけど。

一年の門出

楽屋で会った二つ目になりたての古今亭大五朗さん。紋付を着て初めてのお正月。どこと無く楽しそうに見えます。良かったね。

一年の門出

お正月ならでわのこの雰囲気が好きです。お客様も心得ていてご贔屓が出ると普段にも増して「待ってました!」「ワーワー!」「キャーキャー!」みたいに声を掛けて下さり、また雰囲気も陽気になります。

一年の門出

皆様もこの機会にお正月気分を寄席で楽しまれては如何でしょうか?お喋りする方も至って気楽に皆様のお越しをお待ちしております。お正月の寄席、楽しいですよー。

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謹賀新年

謹賀新年

大師匠金馬の家に一門で集合、後に金時一門で恒例の穴八満様にお参り。世間は正月モード全開であります。当たり前ですけど。

本年も無事に暮らせますように、と実に切なるお願い。

謹賀新年

気持ちの良い程の快晴の空。

一年の門出

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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