開放感から宵の口に銭湯へ行ってひとっ風呂浴びてから、天ヌキで一杯やって蕎麦を食べるというトキマツ的にはミシュランが何と言おうが☆☆☆なプランを考えました。
ひと汗掻いていざ蕎麦屋へ・・・ここからが非常にムズカシイ。何かと言うと・・・
蕎麦屋のつまみ裏メニューに『天ヌキ』というのがありまして、要は天ぷら蕎麦の蕎麦抜きで『天ヌキ』と言うのですが、衣をそば汁でふやかして食べたりたまに海老を突付いてみたりしながらお酒をチビチビとやる酒飲みには堪らない至って簡単な一品なのです。品物自体は。ところが私の感ずる所蕎麦屋には天ヌキアレルギーなるものがありまして、それを知らないお蕎麦屋さんで作ってもらいたい一心に懇切丁寧に説明するのですが、話し終わる前に如何にも面倒くさそうな顔で「それ無理」と即答の蕎麦屋が何軒在った事か。メニューに天ぷら蕎麦がちゃーんと載ってるのに。その度にとても悲しい思いをして来たのであります。ある店なんざ説明をしてると遠く厨房の中から「うちはねー!蕎麦屋なんだよ!!飲み屋じゃないんだよ!そんなもの出来ないよ!!」と言われた事もありました。蕎麦屋だから頼んだのに。この一言はとても素敵だった一日の印象を全てぶち壊すのには充分すぎる出来事でした。
そんな訳で恐る恐る「天ヌキできます?」「???何ですか?」「実は赫々云々」「ちょっと聞いてきます」ドキドキしながら待ってますと「海老は一本でいいですか?二本にします?」一本でも良かったけど受けてくれた心意気を買って「二本にして下さい」幸せを感じる為には若干の出費を惜しんではいけないのであります。ご祝儀だわね。で、その天ヌキとは↓

写真撮る前に箸をつけてしまったので海老が折れてますがそれはそれは立派な海老でございました。ヌキは蕎麦抜きの意味なので応用編としてきつねヌキやおかめヌキ、タヌキヌキなんて良く分からないのもやりようによっては出来るのですが、そんな事を知らなかった頃神田のまつやで「ヌキ下さい」と言ったら「何ヌキですか?」と返り討ちにされた事がありました。こういうのは粋がると言って良くありません。反省した記憶があります。
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